AI(アイ)「○○人類学」という分野が多すぎて、混乱する人もいるようです。



たしかに、一口に人類学といってもその種類はとても多くあります。今回は、さまざまな人類学の種類についてみていきます。
四分類人類学



主要なものとしては、以下の4つが挙げられます。



これはアメリカ合衆国での分類に準拠した考え方ですね。人類学に詳しくない人でも、ざっくりとしたイメージを持つときは上で挙げられたような分野を想像することが多いと思います。これらの分野を簡単に補足すると、次のようになります。
人類の過去を“モノ(遺物・遺跡)”から読み解く学問分野です。
単なる発掘ではなく、人類の進化・文化・社会の形成を総合的に復元する点が特徴です。
人間を“生物”として理解する学問分野です。
文化ではなく、身体・遺伝・進化を中心に、人類の本質に迫ります。
言語を通して人間と社会・文化を理解する学問分野です。
単なる文法や語彙の研究ではなく、「人はなぜその言葉を使うのか」「言葉が社会に何をもたらすのか」まで踏み込みます。
人間の“文化”とは何かを探る学問分野です。
ここでいう文化とは、芸術だけでなく、価値観・習慣・常識・社会のルールすべてを指します。



「大学で人類学を学びたいけど、具体的に何を学びたいかは決まっていない!」という人は、この4つの分野から探っていくのが良いと思います。
文系・理系での分類例



人類学はいわゆる文系・理系のいずれにも分野があるのが特徴です。もう少し範囲を広げていうなら、「人文科学」「社会科学」「自然科学」という言い方もできます。



文系・理系という種類で分けるなら、以下のようになりますね。
文系(社会・文化系の人類学)



経済や政治、そして芸術や音楽に至るまで、人々の日常生活に関係の深いものが多い印象ですね。
理系(生物・進化系の人類学)



理系の場合は進化や遺伝、医療や神経など生物学や医学的な要素に焦点を当てているものが多くありますね。
「人類学」に厳密な定義は無い!



インターネット空間や書籍・文献などに目を通すと、「○○人類学」という言葉がたくさんあることが分かります。以下では、「初めて聞くけれど、なんとなく意味が分かりそうな人類学」をピックアップしていきます。
応用・実践系人類学
・経営人類学
・応用人類学
・ビジネス人類学
・デザイン人類学
現代的・新興系人類学
・技術人類学
・デジタル人類学
・サイバー人類学
特定テーマ特化系人類学
・身体人類学
・空間人類学
・戦争人類学
・ジェンダー人類学
・セクシュアリティ人類学
・食の人類学
・時間の人類学
・災害の人類学
・平和の人類学



あらためてみると、かなりの分野で人類学がありますね。



「○○の~」とつけるのであれば、何でも人類学に早変わりです。



「お米の人類学」「旅の人類学」「狩りの人類学」「ゲームの人類学」などなど、ヒトが関わるもの全てが人類学かもしれません。





